TCP/IP ユーティリティとサービス INDEX


arp  アドレス解決プロトコル (ARP) で使われる IP とイーサネットまたはトークン リングとの物理アドレス変換テーブルを表示、および修正します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
finger  指定したシステムで Finger サービスを実行中のユーザーに関する情報を表示します。出力は、リモート システムに応じて異なります。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
ftp  FTP サーバー サービス (デーモンと呼ばれることもあります) を実行中のコンピュータとの間で、ファイルの転送を行います。ftp は対話型で使用できます。利用できる ftp サブコマンドについては、"関連項目" の一覧の "ftp コマンド" をクリックしてください。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。ftp はサービスで、起動すると ftp コマンドが使えるサブ環境を作成します。この環境から Windows 2000 コマンド プロンプトに戻るには、quit サブコマンドを入力します。ftp サブ環境が実行されていると、ftp コマンド プロンプトが表示されます。
hostname  現在のコンピュータ (ホスト) の名前を出力します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
ipconfig  この診断コマンドは、現在の TCP/IP ネットワーク構成値をすべて表示します。特に、このコマンドを DHCP を実行するシステムで使えば、DHCP を使用して構成した TCP/IP 構成値がどれであるかを突き止めることができます。
lpq  この診断ユーティリティは、LPD サーバーを実行するコンピュータ上での印刷キューのステータスを得るために使用します。
lpr  この接続ユーティリティは、LPD サーバーを実行するコンピュータにファイルを印刷するために使用します。
nbtstat  この診断コマンドはプロトコルの統計情報と、NBT (TCP/IP 上の NetBIOS) を使う現在の TCP/IP 接続を表示します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
netstat  プロトコルの統計情報と現在の TCP/IP ネットワーク接続を表示します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
nslookup  この診断ツールは、DNS (ドメイン ネーム システム) ネーム サーバーからの情報を表示します。このツールを使うには、DNS の働きを理解している必要があります。このコマンドは、TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ利用できます。Nslookupサブコマンド
ping  リモート コンピュータ、またはコンピュータへの接続を検査します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
rcp  Windows 2000 コンピュータと、リモート シェル デーモンである rshd を実行するシステムとの間でファイルをコピーします。

 rcp コマンドは接続コマンドの 1 つです。このコマンドが Windows 2000 コンピュータから発行されている場合、このコマンドを別の転送に使用して、rshd を実行する 2 台のコンピュータ間でファイルをコピーすることもできます。rshd デーモンは UNIX コンピュータ上で利用できますが、Windows 2000 上では利用できません。このため、Windows 2000 コンピュータは、コマンドを発行するシステムとしてだけ参加できます。リモート コンピュータは、rshd を実行できるだけでなく、rcp ユーティリティも提供しなければなりません。

rexec  REXEC サービスを実行中のリモート コンピュータでコマンドを実行します。rexecコマンドは、指定されたコマンドを実行する前に、リモート コンピュータでユーザー名を認証します。

 このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。

route  ネットワーク ルーティング テーブルを取り扱います。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
rsh  RSH サービスを実行中のリモート コンピュータでコマンドを実行します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
tftp TFTP サービスを実行中のリモート コンピュータとの間で、ファイルを転送します。このコマンドは TCP/IP プロトコルがインストールされている場合のみ有効です。
tracert  この診断ユーティリティは、ICMP (Internet Control Message Protocol: インターネット制御メッセージ プロトコル) エコー パケットにさまざまな TTL (Time-To-Live: 有効期限) の値を載せて宛て先に送信することで、宛て先へのルートを突き止めます。

 パス上の各ルーターでは、パケットを送信する前に、パケット上の TTL を少なくとも 1 だけ減少させる必要があります。 こうすることで、TTL は実際のホップ カウントになります。パケット上の TTL が 0 になったら、ルーターは、送信元システムに ICMP Time Exceeded メッセージを送り返すことになっています。tracertは、まず、エコー パケットに TTL 値 1 を載せて送信し、次のルーターにエコー パケットが送信されるたびに TTL を 1 だけ増分していきます。ターゲットが応答するか、最大 TTL に達するまでこれを継続します。tracert は、中間のルーターから送り返された ICMP Time Exceeded メッセージを調べてルーターを突き止めます。ただし、ルーターの中には、TTL の値の有効期限が切れたパケットを何の通知も出さずに送出しないものがあることに注意してください。この場合、tracert ではこの種のルーターは見えません。

TCP/IP サービス

net start dhcp client  
net start ftp publishing service  
net start lpdsvc  
net start microsoft dhcp service  
net start simple tcp/ip services  
net start snmp  
net start tcp/ip netbios helper  
net start windows internet name service

 TCP/IP ユーティリティは、UNIX ワークステーションなど、Microsoft 以外の製品を使うコンピュータとのネットワーク接続を提供します。TCP/IP ユーティリティを使うには、TCP/IP ネットワーク プロトコルをインストールしておかなければなりません。

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